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(事例) MSSM20060827.jpg
ある日のこと、背中に4つの星をつけたてんとう虫は、遊びに行くことにしました。空をぶんぶん飛んでいると、青と赤で色づけられた船が見えてきました。高波で船はぐわんぐわんとゆれています。船の中では人がぐったりしていました。てんとう虫は一休みもかねて、その人間に近づきました。手元には食べられ無かったのか、パンが残されていました。てんとう虫はそのパンにとまりました。いつもならはらいおとされるところですが、その人間はぐったりして、てんとう虫をおいはらいません。その人間はこうつぶやきました。「どうせできそこないだ」それは船乗りとしてでしょうか。それとも何か他に意味があったのでしょうか。てんとう虫はその言葉にとてもショックをうけました。てんとう虫たちのあこがれななほしてんとうに、あと3つ足りないてんとう虫は、いつもそんな気持ちだったのです。悲しくなっててんとう虫は、その場を飛びさりました。ぶんぶん飛んでいくと今度は入江が見えてきました。そこからは、豆の木がぐんぐんのびていました。つたをつたってのぼっていくと、となりに生えた木から大きな音が聞こえてきました。それはハリネズミでした。ハリネズミは大きな音を出して身を守っているのです。ハリネズミの音を聞いていやになったてんとう虫は、帰ることにしました。おみやげの豆を持って。家に帰ったてんとう虫は「いろんなことを見たよ」と家族に話しました。その日のご飯には、てんとう虫のおみやげの豆をつかったおかずが置いてありました。(631字)


MSSM法は“Mutual Scribble Story Making”の略で“相互ぐるぐる描き・物語統合法”のことです。

スクイッグル法、枠付け法に端を発します。

八つ切りまたはA4の画用紙に、コマ割りをし、ぐるぐる描き(スクイグル)をして、それが何に見えるか(投影)をセラピスト、クライエント相互に行い、最後に投影されたイメージをすべて含んだ物語を作るという方法です。
スクイッグルを数回行った後に、コラージュを相互に行うときには、with Collageとなり、MSSM+C法といいます。

具体的にはこんな
材料:八つ切り程度の画用紙、黒サインペン、12~24色程度のクレヨン、(ハサミ、糊、雑誌)

 Th:枠付け
→Cl:コマ割り(6~8コマ)
→じゃんけん
→勝:1コマにぐるぐると好きなように線を描く
→負:その線に何かを投影し、クレヨンで描く(見えたものをThがメモする)
→交代×α
(→3,4コマ目でスクイッグルを行った後、コラージュを交互に行う)
→1コマは空白にしておき、そこにClが作った物語をThがメモする。

※この事例では、別紙に物語を制作した。

絵の上手下手にかかわらず実施することができ、最後に物語を作ることで、無意識の投影を意識の糸でつなぎとめることができ安全性が高い。
関係をなかなかもてないClに効果的。
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