アスペルガー障害を持つ人が生きやすいようになるための工夫を紹介しています。
前作同様、エイリアン(自閉系アスペ)の妻を夫が語るという形をとっています。
これは、自閉系でなくとも、人間関係が苦手な人には、参考になる部分があると思います。
自閉系の本を読むとなんとなく当てはまる部分があるなと常々感じているのですが、だから余計にそう思うのかも。
私の人間関係の苦手さというのは、経験不足によるものなのか、気質的なものなのか、器質的なものなのかはわからないけれど、ただ苦手なことを知っておくことで、頼るスキルが向上する。
ところで、今日「常識的なことが出来ない人が増えている」という話を聞いた。もしその常識的なことが出来ない人というのは、自閉系のためその常識的なことが思いつかなくてできないというのであれば、自閉症が増加しているという統計とも一致するよなぁと思いました。
自閉症が増えているのに、高機能自閉症は不変なんてことは無いと思うので。
でもその就職に関する「常識的なこと」というのは、大学で教えられているはずなので(うちの大学の場合は特に)、思いつかなかった人であっても、できるのではと思うのだけど。
相手を思いやった常識的な振る舞いというものをオートにできるか、マニュアルでやらなきゃいけないのかというのは大きい違いだとは思うけれどね。