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滝川一廣講演「発達障害と子ども虐待」

被虐待児と発達障害児は見分けづらい。
・育てにくさ(発達障害)から虐待へ繋がる場合
・不適切な関わり(虐待)から精神発達の遅れ、偏りが生じる
しかし、現象は同じであって、見分けなくとも良い。
虐待ケア=発達支援(育ちなおし)親のしつけと同様のステップを(スモールステップ)→SST的?

●被虐待児の問題
①怒り・愛情の飢餓
 怒りは安心してから発散し始めるが、受け止めることが大変。また、愛情も際限無く求めてしまう。
②PTSD
③発達の遅れ、偏り


●精神発達について
人間世界(意味概念の世界)を認識し、関係していくプロセスを精神発達と言う。

交流の形
・物質的交流:脳の生物学的基盤⇔感覚・知覚刺激
・心的交流:対人関係志向性⇔既に精神発達を経た人々との関わり 

精神発達
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ADHDの症状は他の発達障害にも存在する。また、被虐待児にも見られる。

赤ちゃんの泣き声は、不快の表現。親には訴え、関わりとして捉えられる。
発達障害の子は、感覚の分化不全のため、要求の分化があまりできず、泣きつづけ、親にとっても不快な男となってしまい、叱りつける・耳を塞ぐという不適切な関わりとなる。→ゆとりのなさ

ゆとりのなさは困窮、夫婦間の問題から生じる。

関係の発達の遅れが探索行動(認識)の遅れに繋がる。
喃語→Cooling→Babblingという過程は周囲の応答によって経過する。
その後、対象を介した親子の関心の共有をする。
共同的存在への気付き→行為の共有(模倣)
意志の発達:欲求・衝動の遂行・抑制。(社会的ルールによって決定される:食事トレーニング、トイレット・トレーニング)
しばしば被虐待児には備わっていない、もしくはそれ以前の2歳児がいる。

強圧的なしつけでは、コントロールはされているため、自己コントロールが育たない。そのため、怒り・攻撃性のコントロールができない。(衝動性・攻撃性)


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